人生で最も大きな買い物は住宅です。通勤に便利な場所を選ぼうとすると、マンションを選ぶことになると思います。 そのマンションが2割引で買えたら、ローンの支払いが断然楽になります。
2割引で購入するという事は、住宅購入に伴う契約書はあくまでも正規の金額で、覚書の形で値下げ金額を合意する事です。
マンションの販売業者の利益率は物件にもよりますが30%～40%の間で設定していると推測します。すると20%を削る事が限界と見て取れます。 さすがに販売側もよほどの事が無い限り、赤字では販売しません。2割がいわゆる限界となります。
といっても3500万円の物件を2割引きで購入できれば、2800万円。700万円の値下げはかなり大きいですね。
マンションは立地によって、即完売するような人気物件も存在します。 このような人気物件では、まず2割引は無理です。普通の値段で売れてしまいますのであきらめましょう。
ポイント①：完成から1年近く経っている物件(即入居可能物件)を選びます。
完成後一定期間が経過し、売れ残っている物件は、販売側の体制を維持できなくなってきます。
販売当初のスタッフの数より、極端に少なくなっている事が感じられたらチャンスです。値下げをしてでも売りさばきたいフェーズに差し掛かっています。
ポイント②：同じような条件の物件が隣接地域に存在している。
販売側から見ると、ライバル物件となります。ライバル物件が値下げを断行すると、
同様に価格を下げざるを得なくなり、価格競争が始まる可能性が高まります。
ポイント③：すでに1割引程度の値下げキャンペーンを実施している。
これは完全に売り切りたいサインが出ているので、2割引達成の確度が高まります。
マンションギャラリーに足を運びます。 2割引を目指すのですから、最もよい条件(高い)部屋を選びましょう。 まずは気に入った部屋を伝え、価格をチェックし帰ります。
次に営業からの電話、ダイレクトメールを待ちます。自分からガツガツ言ってはいけません。 こちらは余裕に構えておく事が必要です。
電話、ダイレクトメールにて以下のように伝達してください。ダイレクトメールの方が断然やりやすいです。
「前回見学した部屋が2割引の値段だったら、即契約します。」
ここでのポイントは「即契約する」というエサを与えてあげる事が必要です。 ここで、営業マンが持ち帰り検討したら、ほぼ成功と思ってください。
即断られるようであれば、まだ営業側に焦りがないので、期を改めるべきです。
販売側も2割引は即決できずに、上司との相談、社内決裁があるため、これらが無事クリアされれば、2割引購入が可能となるわけです。また大手の不動産は値下げに応じないという噂がありますが、そんな事はありません。大手不動産でも実績があります。
2割引購入後数年居住した後、マンション査定をしてみてください。 当時より経済情勢が上向きでしたら、買値より売値の方が少しですが大きくなる可能性があります。 2割引の大きさを実感する事ができますね。